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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス S.Tottiさん

第1章 「重すぎる教本問題」はこれで解決!

受験のきっかけ

元々ワインが好きで、ワインショップやホテルなどでの試飲会にもちょくちょく参加してきました。ワインエキスパートの資格についても気にはなっていたのですが、難しい試験というのは知っていたので、なかなか受験しようとまでは踏み込めませんでした。受験前からブドウ品種もシノニムも、ワインコレクションアプリなどを通じてある程度は知っていました。

今回受験しようと思ったきっかけは、コロナ禍で比較的自由な時間が持てるようになったのと、コロナの中で家の中でもワインを飲む時間が増え、今まで何気なく飲んできたワインを体系的に勉強したいという思いが強くなり、今回受験を決めました。

受験をしようと思ったのは2021年の1月頃で、21年度の申し込みができるまで少し時間がありました。最新の教本で早く勉強したかったのですが、教本が手に入るまではワインに関する一般的な書籍と、市販の参考書とで勉強していました。

一次試験対策〜教本が届くまで

前年の教本を買うべきだった

この時点でひとつ前の教本を買って、教本ベースの勉強を開始していれば、十分余裕ができていたと思うのですが、当時の私はソムリエ協会のHPで教本を買えることに気づかず、教養的な部分から触れることにしました。

受験した後で振り返ってみてですが、ワインエキスパート試験に関しては教本ベースでの勉強がベストと思いました。ワインに関する書籍を読んで教養を蓄えること自体は決して悪い事ではないのですが、試験勉強であれば予め決められている「試験範囲」に集中して勉強すべきですし、実際の一次試験でも教本の内容・文言そのままに出題されていたものが多かったです。

また、書籍を読む「インプット」だけでは記憶になかなか定着できない、というのは早い段階で気づきました。「インプット」だけでなく、問題を解くという「アウトプット」も重要と思っていたので、どういう問題集を選んで解いていくべきか慎重に吟味していました。

一次試験対策〜教本が届いた後

重すぎる教本は分冊化

受験申込開始後すぐに受験を申し込みましたが、まず驚いたのが教本の分厚さでした。手に持って読むには重すぎますし、この教本の重さに心折れる方も少なくないかと思います。そこで考えたのが、「教本分冊化」でした。kinko’s という印刷会社があり、そちらで教本を切断しページごとにばらばらにした後、100~200ページぐらいごとに分冊化する、という方法です。

せっかくの教本を裁断することに抵抗を感じる方も多いと思いますが、専用業者ですと非常に綺麗に裁断していただけます。少々費用は発生しますが、「重すぎる教本問題」もこれで解決し、また教本自身にも非常に愛着がわくようになりました。

分冊化した教本