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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Sakinoさん

第4章 2次試験の勉強と反省点: 9月からは毎日ワインを口にする!

勉強方法

  • ヴィノテラスワインスクールの2次試験対策講座をいくつか受講
  • 2次試験対策ブラインドテイスティングセットを提供しているワインバーやワインショップで練習
  • 自宅ではワインを小瓶に移し替え、ブラインドでテイスティング練習

2次試験も実際にスクールに通いながら勉強したいという気持ちはありましたが、何せ時間が限られていたため、オンラインのワインスクールで、ワインが配送されて動画を見ながら勉強するタイプの授業を受講していました。

オンライン授業とあわせて、ワインバーやワインショップで期間限定で提供されていた2次対策セットなどでも練習させてもらっていました。都内だといくつかそういった場所があると思いますが、私は「エノテカ丸の内店」「Wine@(恵比寿)」「ノムノ 赤坂本店」などで練習をしていました。

ある程度オンライン授業が進んだら、自分が苦手だなと思う品種を中心に、ワインを選んで購入していました。そこで山崎先生が推奨していた「ワインを小瓶に移し替えて、ブラインドで練習する」という方法が結果的にとても勉強しやすかったです。9月に入ったら、予定がない日はほぼ毎晩ワインを口にするよう心がけていました。

反省点・感想

2次対策は特に、スクールは1つに絞るべき

メインで受けていたスクール以外に、授業を受けてみたい講師の方の授業があったので、2回ほど受講していました。経験としてはもちろん良かったものの、試験対策としてはやはり「どのようなメソッドで合格点をとっていくか」「このコメントは入れておくべき」等、テクニック的なところは講師によってかなり異なるため、1人の講師の方から集中して教わるほうが良いと思いました。

絶対にテイスティンググラスで練習する

これはおそらくどこのスクールでも言われることだと思いますが、ワインはグラスによってかなり味わいや香りの感じ方が変わるので、国際規格のテイスティングを6脚なるべく早めに用意しておき、練習の際は必ずテイスティングを使う方が良いと思います(バーやソムリエのいるレストランで、お願いするとテイスティンググラスでワインを提供してくれるところもありました)。

一緒にテイスティング練習する仲間を見つけるとより捗る

一人で自分が買った練習していて、たとえば「このシラー、黒胡椒あんまり感じないよな…?」と考え始めたとき、一緒に練習している人が複数人いたら、仲間同士で答え合わせができます。とはいえ、まわりに同じ資格を受ける友人がすぐに見つかることのほうが少ないと思うので、そういった意味でもスクール等でできる友人や、スクールで開催されるワイン会に参加したことは良かったと思っています。

なんだかんだスクールに通う方がコスパ良いかも

試験に出るアイテムは3,000円前後のものが多いと言われているため、練習するアイテムも安すぎるワインばかりだと本番と近しい練習をすることはできません。かといって、3,000円のワインを過去問分すべて練習するだけでもかなりお金がかかります。さらにそのワインに関する模範コメントがわからないまま練習するので、結局効率が悪くなってしまうのではと思います。必要なアイテムを、グラス単位で、模範コメントを聞いたり質問しながら学べるスクールは結果コスパが良かったのでは…と振り返って思います。

ワイン好きな人ほど、心が痛む練習でもある

テイスティング中、すべて完全に飲み込んでいたら誰でも酔っ払ってしまうので、スクールでも、本番でも「吐器」が基本的に用意されているので、口に含んだあと吐き出すことも多いです。ただ最初のうちは、その行為自体にかなり心が痛む…というか「もったいない…」という気持ちになります。笑 ワインが好きな人ほど、つらくなってしまう試練でもあるので、必要な際は心を鬼にして耐えました…。