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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス R.Nさん

1. 受験のきっかけ

私は1994年にレストランでルイ・ロデレールのクリスタルで乾杯、という贅沢な結婚式をあげました。当時はクリスタルが、どんなシャンパンなのかも知らなかったのですが、今思えば  お薦め料理のフォアグラのキャベツ包みと、熟成期間の長いクリスタルは最高のマリアージュでした。

妻と1996年にワインスクールに通い、ワインの勉強をしました。途中で妻が妊娠したので、ワインエキスパートの試験は受験しませんでしたが、その後も四半世紀、世界各国のワインと料理を楽しんできました。

妻が2020年のコロナ禍に、ワインスクールを再度受講して、ワインエキスパートに合格しました。妻の合格体験と情報があり、コロナ禍で時間もあったので、独学でワインエキスパートを受験することにしました。

2. 山崎先生のワイン受験.com との出会い

2021年3月初めにソムリエ協会のワインエキスパートの受験申請をし、妻から膨大な情報を入手して、受験活動を開始しました。その一つにワイン受験.com の一日一問メルマガがありました。一日一問といっても朝昼晩と3回、問題のジャンル変更が出来る優れものです。山崎先生のオリエンテーションにも参加して、勉強の順番について教えていただきました。

ワイン受験.comの一次試験対策動画は時間を有効に使えます。一話は20分以内にまとめられており、私は、休日、通勤電車、寝る前の時間を利用して勉強しました。ワイン受験.com は独学で試験を合格するための最適なサイトです。私はこのサイトを活用して一次試験を一回で合格しました。

3. スケジュールと勉強方法

3月から5月は一次試験対策動画と教本、問題集の順で各分野に取り組みました。初めはD判定、C判定ですが、気にせず先に進みました。6月には模擬試験もやり始め、解いた問題数は増えてきましたが、結果はやはりD判定、C判定でした。

7月には一次試験対策動画が一巡したので、重要な分野、苦手な分野に時間をかけました。模擬試験の結果はやはりD判定、C判定と変わりませんでした。8月のお盆休みは一週間で1000問の問題と模擬試験に取り組み、やっとB判定となりました。一次試験直前の1~2週間は他のサイトの問題や語呂合わせも取り入れて、集中して試験直前までインプットしました。試験ですべてを出し切るといった感じです。合格してほっとしました、体力的にも一次試験は一回で受かりたいものです。

一次試験に合格して、約2ヶ月で二次試験対策。冷涼、温暖の別に白赤の主要頻出品種を国別に時間をかけてテイスティングして、外観、香り、味わいの特徴の違いを覚えました。試験本番は白赤ともに1種類ずつ難しい品種が出ましたが、解答のパターンから大きく外れないように解答しました。決まった解答のパターンを覚えて、本番で大きなミスをしなければ合格出来ると思います。

二次試験対策は小瓶のワインを試験前日までテイスティングして、楽しみながら勉強しました。一次試験が大変だったので、ご褒美かな。

二次試験でチリのカベルネ・ソービニオンだ出題されました。濃い色調、アルコール度数も高く、樽熟成、余韻の収斂味のある力強いタンニンは間違いなく、カベルネ・ソービニオンの味わいでした。ピラジン臭があったので、オーストラリア、アメリカではなくチリだ、と思った瞬間の満足感は今でも忘れられません。系統別に特徴を覚えて、今回のカベルネ・ソービニオンの場合は、濃い赤ワインのコメントをすれば合格点を下回ることはないと思います。品種特徴で品種を決めつけると大きなミスにつながります。

4. 受験をして

一次試験の勉強はとにかく問題を繰り返し解くことに尽きますが、受験のきっかけと、合格した後は皆さんそれぞれ。私の場合は、妻との食事、海外旅行や出張先でワインと料理を楽しむことが好きだったことと、妻の合格がきっかけ。ワインとは長いお付き合いです。我が家ではこれからもワインを楽しみますが、飲み過ぎには注意ですね。

最後に、今回はスクールには行かなかったのでクラスメートがいません。二次試験会場で山崎先生にお会いできて、とても心強かったです。ありがとうございました。それから、やはり独学で受験されていた唯一のお知り合いと二次試験会場で偶然お会いしました。共に合格してお知り合いの奥様と、もちろん妻も一緒においしいワインと料理で、楽しく祝いました。