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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス まどかさん

第4章: 二次試験対策はコメントをまず暗記、個人的な好みや感想は一旦横に置く

週1回のレッスン + 毎晩の自主練

テイスティングは一次合格までまったく手付かずだったため、すべて9月に入ってから行いました。何から始めて何をすべきかいまいちよく分からいまま、ひとまず山崎先生セレクトの基本品種対策セットとテイスティンググラス、C1000を24本購入しました。

試験まで一ヶ月半ほどしかないため、テイスティングに関しては独学だけではちょっと難しそうだと感じました。自分が感じたものが果たして試験的には合っているのか? プロにその場で見てもらい質問をしたかったからです。

住んでいる地域にワインスクールはなく、他県のワインスクールに行くべきかと悩みました。22年度にソムリエ試験に合格された方に相談したところ、同じ市内で二次対策講座を何度かされているワインショップオーナーさんを紹介していただき、週に一度、1回につき2時間近くのマンツーマンレッスンを5回受けられることになりました。(アカデミー・デュ・ヴァンさんのセットを使用)

一回のレッスンでテイスティングする品種は5〜7種だったため、余ったワインは持ち帰り、すべてC1000空きボトルに移し替え。そして平日は山崎先生の動画や解説を確認しながら飲み比べ&コメント記入の自主練、という流れを二次試験直前までほぼ毎晩続けました。

コメントは同じようなものをグルーピングしてまとめる

練習を行っているうちに、これは分析作業なのだと理解でき、具体的に何を感じ取り、何を答えればいいのかが少しずつ分かってきた感じです。コメントは、同じような傾向になる品種ごとにグループ分けをして覚えました。

特に香りはコメントをまず暗記、それから鼻で確かめてみる、という流れです。個人的な好みや感想は一旦横に置き、これはこういうものなのだと理解するようにしました。

小瓶に詰め替えたワインをシャッフルして試す

冷蔵庫から無作為にC1000のボトルを複数個取りグラスに注ぎ、部屋を暗くしてからグラスをシャッフルして暗いまま端から試す、というやり方もやってみました。手持ちの品種が分かってしまっているので、少しでも分からないようにするためです。

  • ワインスクールに通学 or オンラインレッスンを受ける
  • ワインを自分で購入し独学
  • マンツーマンレッスン

どれも同じくらいの費用がかかる印象です。テイスティング自体は楽しく、時間に余裕を持ってゆっくり進められたらなとも思いましたが、結局は、合格するための勉強と割り切って短期間で一気に学ぶ方法がわたしには合っていたようです。

ヴィノテラスさんのYouTubeにテイスティング動画がたくさんアップされており、分析の流れがとても参考になりました。飲んだことない品種でもコメントの傾向が分かりました。

その他飲料の勉強もマンツーマンレッスンに含まれており、ヴィノテラスさんのセットを使用しました。しかし実際に飲んで勉強する時間はほとんど取れず、香りを嗅いだのみです。種類が多すぎてキリがないので、本番では消去法で答えを選ぶしかないと思いました。

二次試験当日、時間はギリギリでなんとかコメントを埋める

会場近くのホテルを予約し、前泊しました。当日はいつも通りに起床、朝食を食べ1時間ほど前に会場着、コメントシートを見返したのみです。

二次も制限時間いっぱい使い、なんとかコメントを埋めました。勉強ではコメントシートに直接書き込みしていましたが、本番はそれをマークシートに写す作業があります。それに意外と時間が取られる感覚があり焦りました。

当日中に品種と国・生産年のみ発表があり、品種はほとんど外していましたが、コメントの方向は間違っていないはずと信じました。