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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス まぁすけさん

第1章: 入念な勉強計画を立て、2月までにフランスとイタリアを終わらせた

9月、受験の決意、すぐに勉強を始める、教本は購入済み

私は元々ワイン検定のシルバークラスまでを目標としていましたが、勉強している最中に『これまで必死に勉強してきたのにシルバークラス合格で終わりにするのは勿体無い』と思いました。

教本がどんな内容なのか興味が湧いて購入していた経緯もあり、シルバークラスと並行してワインエキスパートの勉強を開始します。最初にワイン概論や栽培・醸造用語・残糖量を読んで覚えました。ワイン受験.comのサイトは9月に出会い、ワインエキスパート受験の決定と同時に10月に練習問題が出来るプランを申し込みました。『来年自分はワインエキスパートを受けるんだ』という強い自覚が芽生えました。

一次試験対策の勉強計画を考える

ワインエキスパートは合格率が高くなく、かなり勉強が大変だとインターネットで調べていたので、まずは入念な勉強計画を考えます。

自分は勉強が苦手な高卒で、我流での合格は到底無理だと分かっていました。そこで、早速ワイン受験.comのサイトを隅々まで読み、研究を開始。特に合格者の体験記は大変勉強になりました。

一次試験は7月20日に受ける想定で、一次試験合格後すぐに二次試験対策に移れるようプランニング。教本以外には杉山明日香さんのソムリエ試験対策講座の本(以下テキストと表記)やノート2冊を購入し、勉強のための準備完了です。

10月、一次試験に向けての勉強開始

最初は教本のワイン概論、栽培・醸造用語・残糖量、フランス概論、シャンパーニュ。イタリア州都とドイツ特定栽培地域13、酒類飲料概論、日本、日本酒・焼酎・ビール、購入・管理・販売・提案、テイスティングを勉強しました。

杉山明日香さんのテキストを中心に勉強し、声に出して読んだり、写メを撮って出先でも見たりして、隙間時間=勉強時間の方式です。

科目ごとにワイン受験.comの練習問題を解き、A判定が何回も出るくらい(最低B判定)になったら、次の科目に…という流れでやります。

10月から勉強を開始すれば後々キツくならないだろうし、精神的にも余裕があると考えておりました。イタリア州都など地理系は気分転換にもなるかなと思い、日本酒・焼酎・ビールなども読む等、最初なので勉強の意欲もありました。寝る前の勉強と朝早く起きての勉強をセットにしました。

チーズや地方料理、シノニムも記憶していきます。チーズは成城石井のチーズ売り場やチーズ王国で現物を観察したり、地方料理はフランスとイタリアの代表的な料理に絞りました(他は目を通すだけ)

まだ先ですが二次試験対策として、色々なワインを日々の晩酌時間でオープンテイスティング(ただ飲むだけですが)します。リースリングやソーヴィニオンプランの品種特徴香が分かるまで繰り返し飲みました。

12月、フランスを一気にやりきる

先に大変そうな内容から手をつけようと思い、ボルドー概論、ボルドー格付け、これは他のサイトの覚え方を参考にやりました(2級の場合、コモ、ピピ、デュグレレレ、デュラロロブ)

サンテミリオン格付けはインターネットで最新の格付けをチェック。ソーテルヌは1級か2級か。グラーブ格付けも覚えるまでやった記憶があります。ボルドーでBやA判定が出たら、その勢いのままブルゴーニュ概要、全域AOC、各地域の名前、畑名を暗記。

一方でブルゴーニュのモノポールやシャブリプルミエクリュは中々覚えられず、捨てました。この頃から疲れはじめ、気分転換にワイン王国を読んだり、ワインショップでワインを眺めるなどしてモチベーションを維持します。

ボルドーやブルゴーニュでだいぶ体力を消耗したなと思ったら、ロワールやローヌもボリューミーです。ここで疲れてたらだめだなと自分に言い聞かせ、残りのフランス全部(アルザス、ジュラ・サヴォア、南西地方、ラングドック・ルーション、プロヴァンス・コルシカ)を一気にやり切りました。

その中でもいまいち覚えられないVDPやVDL、新酒は捨てる選択をします。膨大な暗記量のため、電車の中や仕事の休憩時間にもワイン受験.comの練習問題を繰り返し解き、記憶の定着を図ります。

2月、イタリアの勉強を開始

先に州都を覚えていたのでスムーズにスタート出来ました。

イタリアはピエモンテとトスカーナの詳しい地理、他は州ごとの有名なワインの紐付けを中心に。スペインは地理とリオハの樽熟成期間の違い、カヴァやシェリーと、覚える内容が多くて苦労しました。

どうしても覚えられない部分や似てるところについては、ノートにまとめてカラーペンで分かりやすくして記憶したり変化を付けました。

フランスはテキストを読んで覚えた気でいましたが、確実な記憶の定着のためにノートを本格的に作成しました。ただ全てをノートには書ききれないので、難しい部分は書いて絶対に大丈夫なポイントは書かなかったです。