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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 富士山さん

ワインエキスパート試験合格までに、多くの応援、サポートを周囲の皆さんから受けることができ、途中で何回も挫けそうになりましたが、それを乗り越えることが出来ました。感謝すると同時に、今度は私が今後試験にチャレンジされる皆さんの少しでも役に立ちたく、私が経験した事を綴ろうと思います。

第1章 私の立ち位置と資格取得による達成感

試験チャレンジスタート時の私の立ち位置は以下の通りでした。

  • 地方在住者(静岡県東部)
  • 職業は、製造業の会社員
  • 赤白ロゼの区別しか知らないズブの素人
  • 定年後の事を漠然と考えるようになってくる世代

そういう私でも1年間受験勉強する事により、難関なワインエキスパート試験に合格することができました。合格までには多くの困難が待ち受けています。しかし、合格後に得る物も多く(ワインの知識はもちろん、新しいワイン仲間にめぐり合え、古いつきあいの友人にも一目置かれ、話題が広がる)、資格取得による達成感は格別なものがあります。

ある1本のワインとの出会い

今までの人生の中で、ワインを飲む機会は数多くありましたが、自分にとってワインはこれと言った特別な存在ではありませんでした。地元のワイン講座に参加するようになったのも趣味で通っていたフランス語教室の友人の勧めによるものでした。

約2年前に私のワインに対する認識を一変させる出来事がありました。それまで世話になったいたフランス語の先生が急に帰国する事になり、私の車で成田空港まで先生を送りました。

成田空港の駐車場で、荷物を降ろしている最中に、先生から「これ美味しいよ」とポンと1本の赤ワインを手渡されました。まだワインの知識がない私は、ラベルも確認せずに有難く受け取ったのですが、帰宅後早速飲んだところ、そのワインの美味しさに感動しました。それまでに飲んでいたワインとは全然違うのです。

早速ネットで調べたところ、そのワインはボルドー・サンテミリオンのプリミエクリュのワインでした。その出来事以降ワインに対して強い興味を持ち、また参加していた地元ワイン講座の主催者の方の強い勧めもありエキスパート試験へのチャレンジを決意しました。