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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 齋藤司さん

第5章: そのほか

教本と参考書の使い分け

教本は世界的に見ても素晴らしいワインの教科書であるとはよく言われますし、そうなのだろうと思います。しかし如何せん細かすぎるので、まずはよくまとまっていて見やすい杉山明日香先生の参考書をメインに使って勉強するのが良いと思います。

それに載っていないところは教本を参照するようにしていました。市販の問題集は明日香先生の問題集を3周やりました(2周目以降は1周目で間違った問題のみ)。過去問は間違った問題を繰り返し解いて確実に理解するようにしました。

日々のワインの記録

いわゆる試験勉強以外のワインに関連する活動も試験対策に役立ったと思います。まずはなんといっても日々飲んでいるワインです。ワインを飲む際に、きちんとテイスティングコメントを残すことはいうまでもなく大切だと思います。

山崎先生もノートにずっと記録されていますよね。僕の場合はコンピュータに記録しています。昔と違ってコンピュータの検索はとても速いので、あとあと参照するときにとても楽です。そして僕は自分の飲んだワインとテイスティングコメントをvinicaというワインアプリにアップして、他のワインラヴァーさん達と意見交換をしていました。一連のこういった作業により、記憶の定着がいっそう進みます。

ワイン会も役に立つ

職場のワイン好きの人々を集めてワイン会を開催したのも今にして思えばとても勉強になりました。たまたまスペインの料理とワインを楽しむ会を開くことになった際には、スペイン全土から様々なワインをリストアップし、配布用の資料も作成するなどしたため、図らずもスペインワインについてかなり詳しくなりました。

ワインに関する様々な本を読むのも良いと思います。麻井宇介さんの著作は栽培・醸造に関する技術的な事柄から、ワインとは何ぞや?という哲学的な深い思索にまで及んでおり本当に勉強になりました。雑誌はいろいろありますが、勉強になるという意味では「ヴィノテーク」と、ソムリエ協会の機関誌がよいと思います。

ワイン受験.comをフル活用すればソムリエ/ワインエキスパートには必ず合格できます。これから受験される方、頑張ってください。正しいやり方をすれば、努力は必ず報われます。

齋藤 司