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フライトNo.14 イタリア重要3品種

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験対策ワインセット

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験の出題は、昔は100%フランスワインでした。フランス以外の国のワインが初めて出題されたのは1999年で、イタリアワインが出題されました。そしてその後、2002年から米国やオーストラリアなどいわゆる新世界のワインが出題されるようになり、さらにここ5年くらいは日本のワインも出題されるようになりました。

試験で出題される基本品種は、シラーズ以外は全てフランスで主に栽培されている品種ですので、どうしてもフランスワインが出題の中心となりますが、イタリアワインも3〜5年に1回くらいの頻度で出題されています。時間のある方はイタリアの品種も練習しておけば、より合格の可能性が高まります。

もしイタリアワインが出題されるなら、下記の品種が出題されるものと思います。全て赤ワインです。

  1. ネッビオーロ(赤ワイン)
  2. サンジョヴェーゼ(赤ワイン)
  3. バルベーラ(赤ワイン)

このフライトでは、作者がソムリエ、ワインエキスパート二次試験に出そうなスタイルのイタリアワインを厳選してみました。それぞれの品種について最も試験に出やすいスタイルのものを飲み、基本品種とは違うポイントを理解して覚えましょう。

1. サンジョヴェーゼ

ワインラベル
ワイン名
ロッソ・ディ・モンタルチーノ
産地
イタリア、トスカーナ州
生産者
バリッチ
収穫年
2011年
インポーター
株式会社ヴァンパッシオン
一般的な小売価格(税抜)
4,800円
アルコール度数
13.5%
このワインの入手方法
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サンジョヴェーゼは、イタリアの中で最も良く出題される品種です。イタリア、トスカーナ州のDOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノが有名ですが、これは高価なので試験には出にくく、もっと安価なキアンティ、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ、ロッソ・ディ・モンタルチーノなどが出題されやすいでしょう。

試験に出される典型的なサンジョヴェーゼは、発酵をステンレスタンクで行い、熟成は大樽で行ったものです。樽熟成ですが大樽なので新樽の香りは全く無く、樽熟成による複雑な風味だけが感じられます。

トレーニングのポイント

サンジョヴェーゼは、色、香り、味わい。いずれもがピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンの中間だと考えましょう。つまり、ピノ・ノワールより色が濃いがカベルネ・ソーヴィニヨンよりは淡い。ピノ・ノワールより固い味わいだがカベルネ・ソーヴィニヨンよりは柔らかい。と考えると良いと思います。

また、新樽熟成の香りが無いというのも確認しましょう。試験に出題されるサンジョヴェーゼはおそらく大樽熟成なので、樽香はありません。

ピノ・ノワールとカベルネ・ソーヴィニヨンの中間的な風味で、樽香が無い品種には、他にフランスのシラーがあります。しかしシラーなら黒コショーの香りがはっきり感じられるはずですので、ここで区別しましょう。

なお、近年はサンジョヴェーゼに若干カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドし、新樽熟成したワインも多く出回っていますが、そのようなワインはカベルネ・ソーヴィニヨンと容易には区別できません。迷ったらカベルネ・ソーヴィニヨンと回答するのが安全なやり方です。カベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョヴェーゼの出題率は5倍くらい違うことを忘れないでください。

2. ネッビオーロ

ワインラベル
ワイン名
バローロ
産地
イタリア、ピエモンテ州
生産者
サンテロ・ヴィッラ・ヨランダ
収穫年
2010または2011年
インポーター
株式会社モトックス
一般的な小売価格(税抜)
3,850円
アルコール度数
13.5%
このワインの入手方法
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ネッビオーロは、イタリアの品種の中では2番目に良く出題されます。もちろんピエモンテ州のワインが出題されるでしょう。試験に出される典型的なネッビオーロは、発酵をステンレスタンクで行い、熟成は大樽で長期間行ったものです。したがって色があせていて淡く、新樽の香りは無く、アルコール度数が高めのしっかりしたタイプです。

とても特徴の強い品種なので、出題された場合には多くの受験者が正解します。そのため、これはぜひ特徴を覚えておきたい品種です。作者は、日本に安定して輸入されている大手生産者のものを何本か試飲してこれを選びました。とても典型的な味わいで、いかにも試験に出そうな1本です。これでこの品種をマスターしましょう。

トレーニングのポイント

まず飲んでみてください。色が淡いくせにとても力強いワインなのが分かりますか? この独特の個性を覚えましょう。ネッビオーロの特徴は下記のとおりです。

  • 色が淡くあせていることが多い
  • 古いものが多いため熟成感があることが多い
  • 酸味、渋み、アルコール全て強いこと

もちろん上記に当てはまらないスタイルのネッビオーロもありますが、そのようなものまで当てられるようになる必要はありません。典型的な場合だけきっちり当てられれば十分に合格できます。

なお、ネッビオーロは古いワインが出題されることが多く、その場合にはテイスティングコメントが他のワインと異なってきます。「干しプラム」「乾燥イチジク」「腐葉土」といった他の品種では見られないテイスティングコメントが正解となることが多いので注意しましょう。

3. バルベーラ

ワインラベル
ワイン名
バルベーラ・ダスティ
産地
イタリア、ピエモンテ州
生産者
ロベルト・サロット
収穫年
2011年
インポーター
大榮産業株式会社
一般的な小売価格(税抜)
2,200円
アルコール度数
13.5%
このワインの入手方法
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イタリア最後の品種はバルベーラです。もちろんピエモンテ州のワインが出題されるでしょう。バルベーラ・ダスティ、バルベーラ・ダルバといったワインが出題されると思われます。バルベーラは見極めが難しい品種なので分からなくても十分に合格できますが、当てられればもちろん合格の可能性はより高まります。

バルベーラは、新樽熟成されたものとそうでないものがあります。しかし新樽熟成されたものはピノ・ノワールとの区別が難しくなります。試験では、新樽の香りがあった場合にはピノ・ノワールと見なした方が安全だと思います。ここでは発酵、熟成ともにステンレスタンクで行われたワインを選びました。

トレーニングのポイント

バルベーラは、軽めのフルーティなワインとなるのが一般的です。特徴は下記のとおりです。

  • 一般に樽香は無い(あるものもある)
  • フルーティで酸味が強い

特に酸味の強さに注目して飲んでみましょう。

なんとなくブルゴーニュのピノ・ノワールに似ていると思いませんか? 実際、専門家でもきっちり見分けるのは難しいのです。試験でこのようなワインが出題されて迷ったら、無理をせず品種はピノ・ノワール、生産国はフランスと選ぶことをおすすめします。通常はその方が安全な回答です。ピノ・ノワールの出題率はバルベーラの10倍以上です。

しかし、試験で例えば赤ワインが2本出題されたとき、もう1本が明らかにピノ・ノワールだと思われたとします。その場合ピノ・ノワールが2本出題されるとは通常考えられませんよね。そういう場合に限り、バルベーラという品種を思い出してください。

このページで紹介したワインの入手方法

大きなワインショップに行き、ワイン名、生産者、収穫年、インポーターを告げて取り寄せてもらいましょう。または、ネットで検索して買っても良いでしょう。

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