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フライトNo.10 赤基本3品種 基本編

ソムリエ、ワインエキスパート二次試験対策ワインセット

次のフライトは赤ワインです。赤の基本3品種、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、シラーの練習です。フライトNo.3、No.7で、この基本3品種を練習しました。このパターンを違うワインでさらにもう一度練習しましょう。

こうやって同じパターンでひたすら反復練習することは、とても大切なのです。こんなふうに練習すれば、どんなにテイスティングに自信が無い方でも、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、シラーを間違いなく区別できるようになってきます。

前述しましたが、ソムリエ、ワインエキスパート二次試験では、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、シラーをきっちり区別できれば、よほど運が悪くない限り合格できます。他の難しい品種まで当てる必要はありません。

このフライトも、作者がソムリエ、ワインエキスパート二次試験に出そうなものを厳選してみました。それぞれの品種について最も試験に出やすいスタイルのものを飲み、「こういうのが試験に出るのだ」ということを理解して覚えましょう。

1. カベルネ・ソーヴィニョン

ワインラベル
ワイン名
ル・ルレ・ド・デュルフォール・ヴィヴァン
産地
フランス、ボルドー地方、AOCマルゴー
収穫年
2011年
インポーター
株式会社モトックス
一般的な小売価格(税抜)
3,500円
アルコール度数
14.0%
このワインの入手方法
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カベルネ・ソーヴィニョンは赤ワインで最もよく出題される品種です。また、出題されたら絶対に外してはいけない品種でもあります。昔はフランス、ボルドー産しか出題されませんでしたが、最近は米国など新世界産のものも出題されるようになってきています。しかし、二次試験の基本はボルドーです。まずはボルドーのカベルネ・ソーヴィニョンを確実に当てられるようになりましょう。

フライトNo.3では、安価で若いボルドーワインでトレーニングしました。フライトNo.7では、少し古いボルドーワインでトレーニングしました。このフライトでは、5,000円以下だが、前の2本よりももう少しだけ高価なボルドーワインでトレーニングしましょう。これでボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンを完璧に覚えてください。

ソムリエ、ワインエキスパート試験を受ける人で、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニョンを飲んだことのない人はいないと思います。しかし、ワインマニアを自称する方は、5,000円以下のボルドーワインは案外と飲む機会が少ないものです。カベルネ・ソーヴィニョンは良くわかっていて自信がある、という方も一度飲んでみることをおすすめします。

トレーニングのポイント

まず、このワインの色調にも注目しましょう。このような色調は、ソムリエ、ワインエキスパート二次試験では「濃い、黒みをおびた、ガーネット」と表現します。WSETなど国際的なワイン検定とは表現が異なりますので注意してください。

フライトNo.7に比べれば濃厚なワインですが、ふだんもっぱら新世界産の、若くてフルーティで濃厚なカベルネ・ソーヴィニョンを飲まれている方にとっては、期待と異なるワインかもしれません。しかしこれは、試験に出そうな典型的なボルドーワインの風味です。しっかり覚えておいてください。

なお、フライトNo.7のカベルネ・ソーヴィニヨンの果実の香りは「カシス」(英語でブラックカラント)と解説しましたが、このワインの果実の香りはもう少し熟度が高く「ブラックベリー」または「ブラックチェリー」と表現するのが一般的です。これもカベルネ・ソーヴィニョンに良く使われる表現です。覚えておきましょう。香りがよくわからない方は両方のジャムをぬるま湯で溶いてグラスに入れて香りを比較してみてください。赤ワインのフルーツの香りは、イギリス製の「チップトリー」のジャムで練習すると、とても良く分かります。

2. ピノ・ノワール

ワインラベル
ワイン名
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
産地
フランス、ブルゴーニュ地方
生産者
ジュール・ベラン
収穫年
2013年
インポーター
株式会社モトックス
一般的な小売価格(税抜)
2,500円
アルコール度数
12.5%
このワインの入手方法
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ピノ・ノワールは、フランスまたは新世界産のものが出題されますが、試験に最もよく出題されるのはフランス、ブルゴーニュ産のワインです。あまり高価なものは出題されません。高級品には新樽熟成に由来する甘く香ばしい香り、つまり樽香が感じられ、安価なものは新樽を使っていないので樽香は感じられません。フライトNo.3では樽香のしない安価なピノ・ノワールを選びました。フライトNo.7では樽香のあるやや高価なピノ・ノワールで練習しました。このフライトではもう一度樽香の無いワインで練習しましょう。これでフランス産のピノ・ノワールを完璧に覚えてください。

トレーニングのポイント

カベルネ・ソーヴィニョンとピノ・ノワールを間違えなく区別できるようになる事は、二次試験合格のための最低条件の一つです。テイスティングに自信のない方は、フライトNo.3に引き続き、このフライトのカベルネ・ソーヴィニョンとピノ・ノワールも繰り返し比較して、体で覚えてください。

このワインは、フライトNo.3のピノ・ノワールと同じく樽香がありません。そしてフライトNo.3より濃厚なので、フルーツの香りが前面に出ています。ラズベリーのような甘酸っぱいフルーツの香り、スミレの花のような香り、そしてスパイス香がミックスされて感じられると思います。高級なワインなのでフライトNo.3より香りが複雑です。おいしそうな香りですよね。

このようなピノ・ノワールの甘いスパイス香は、ソムリエ、ワインエキスパート二次試験では「甘草」(カンゾウ、リコリスとも言う)と表現されます。香りを知らない方は本物を嗅いで覚えておきましょう。本物を少量空のグラスに入れ、遠くから香りを嗅ぎます。同じ香りがワインの中にもあるはずです。わかりますか?

3. シラー

ワインラベル
ワイン名
サン・ジョゼフ
産地
フランス、コート・デュ・ローヌ地方
生産者
アンドレ・ペレ
収穫年
2013年(画像は2012年のものです)
インポーター
大榮産業株式会社
一般的な小売価格(税抜)
4,700円
アルコール度数
12.5%
このワインの入手方法
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フランスのシラーは、コート・デュ・ローヌ地方北部のAOCワインがよく出題されます。コート・ロティ、エルミタージュといったAOCが有名ですが、どちらも高価なので試験には出にくいと思われます。むしろ安価な、サン・ジョゼフ、クローズ・エルミタージュといったAOCの方が出題されやすいでしょう。

フライトNo.3、No.7ではクローズ・エルミタージュで練習しましたので、今度はサン・ジョゼフを選びました。ソムリエ、ワインエキスパート二次試験対策では、必ず飲んでおくべきワインの一つです。

トレーニングのポイント

試験に出されるフランスのシラーは。発酵はステンレスタンク、熟成は古い大樽で行われたタイプです。大樽熟成なので樽香はありませんが、樽熟成に由来する複雑な風味が感じられます。

そして、ブラックペッパーなどのスパイス香、焼けたゴム、燃えた髪の毛のような独特の香りがしばしば強く感じられます。これはシラーの特徴的な香りで、このワインにも強く感じられますので、香りの特徴を覚えましょう。

また、このワインにはソムリエ、ワインエキスパート二次試験で「なめし革」と表現される香りが感じられます。これはワインが熟成した時に出てくる香りです。ぜひ覚えておきましょう。

さて、このワインに、なめし革によく似た、消毒薬のような、なんともいえない匂いをわずかに感じられる方もいらっしゃるかもしれません。これはワインの世界では「フェノレ」と呼ばれる香りです。コート・デュ・ローヌ地方のワインにはしばしばこれが感じられますので、この地方のワインを見わけるサインともなります。強く感じられるときは不快臭に分類される香りですが、好き嫌いがあり、作者は少しくらいなら好ましいとさえ思います。

このページで紹介したワインの入手方法

大きなワインショップに行き、ワイン名、生産者、収穫年、インポーターを告げて取り寄せてもらいましょう。または、ネットで検索して買っても良いでしょう。

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